いつもと違う自分を演じて介護のストレスを受け流す

人間が生きていく以上、ストレスから逃れることはできません。

ですが、性格によっては上手に受け流していくことが可能です。

まちがっても、ストレスに強くなろうとしては良くありません。

それよりも自分の性格を知り、ストレスをためやすい部分を修正していけば良いのです。

違う性格になるなんて難しいようですが、そんなことはありません。

「違う性格になろう!」とは思わずに、「違う自分を演じてみよう!」と思えば良いのです。

兄(え)

え?どういうこと

では、くわしくみていきましょう。

介護でストレスをためやすい性格を知る

人はさまざまな性格をもっていますよね。

その中でも、損をしてしまう性格があります。

そして、損をしてしまう性格では介護をする時に非常にストレスをためてしまいがちに。

では、具体的にどのような性格が損をしてしまい、そして介護の面でストレスをためてしまうのでしょうか?

性格タイプ介護の場面
心配性先が見えない介護や本人の症状についていつも心配してしまう
消極的ケアマネに悩みを相談できない、ヘルパーさんにうまく頼めない
まじめ区切りのない介護でも完璧にこなしたいと思ってしまう
頑固ヘルパーさんに自分のやり方を押し付ける、他人に対して聞く耳がもてない

このような性格はとても損をしてしまい、介護をする時に多くのストレスをためてしまう原因になります。

いつもと違うことを思い、行動する

人それぞれの性格は習慣化して固定されていきます。

ですが、いつもと違うことを思い、いつもと違う行動をとれば、それが新たな習慣に。

つまり、今の自分と違う性格になれるということです。

しかし、まずはもっと気楽に「演じる」ことから始めましょう。

■いつもよりのんびり対処する

今日しなくても良いことは明日にまわしましょう。

■いつもよりゆっくり話してみる

意識して、ゆっくり話すようにしましょう。

■いつもよりゆっくり歩いてみる

ゆっくり歩いて周りを眺めてみましょう。

■いつもより意識して笑ってみる

人は普通のときはそんなに表情が動きません。

でも、小さな何かが起こるたびに意識して笑顔を作ってみましょう。

■いつもと違う人に話しかけてみる

普段なら話さない人に挨拶から話しかけてみましょう。

■いつもと違うテレビ番組を観る

例えばニュースばかり観ていたのなら、バラエティー番組など。

■いつもと違う本を読む

例えば小説ばかり読んでいたのなら、料理や工芸などの趣味系など。

このように、普段なにげなく習慣化してしまっていることをほんの少し変えてみるだけで良いのです。

役者だったら誰にでもなれる!

「自分の性格を変えよう!」と無理に思わず、このようにほんの些細な習慣を変えていきましょう。

台本をもらって演じる役者のような気持ちでやればOKなのです。

兄(にこ)

役者か・・そうか、じゃ、いつもと違う台本でやってみるか

習慣はしだいに固定されていきます。

そして、演じていたのにいつのまにか自分自身と同化させてしまうことも可能なのです。

多くは「自分を変えること」で解決できる

なにかの問題にぶつかって、その問題をどうしても解決できないときは・・

■逃げる

■自分を変える

この2つしか方法がありません。

しかし、介護からはいっとき逃げることができても完全には難しいものですよね。

ならば、「自分を変える」ことにチャレンジしてみましょう。

それには自分の性格が介護の問題を作りだしていないか?

そのことをきちんと見極めることが大切です。

もしも、損をしてしまう性格だと思うのならば、今日から違う自分を演じてみましょう。

たとえ介護の仕事内容は変わらなくても、ストレスを上手に受け流す性格になることはできるのです。