状況に適したプランにする

どのような介護保険サービスを利用していくのか?

そのことを決めるのがケアプランです。

その大切なケアプランの作成にあたり・・

「ケアマネージャーにおまかせします」

では良くありません。

本人が介護保険サービスを嫌がらず、快適な気持ちで受けてもらうためにも、状況に適したケアプランを練る必要があります。

ケアプランとは

ケアプランとは、介護保険の認定結果をもとに、

■いつ

■どのようなサービスを

■どのくらい必要か

を、考えて、介護保険サービスが利用者にとって快適に提供されるように作成される計画表です。

家族がしっかり話し合う

ケアプランの作成をお願いする前に、まずは家族の間でしっかりと話し合っておくことが大切です。

(参考記事)


なぜならば、ケアプランとは・・

■何が問題なのか?

■その問題を解決するにはどうすれば良いのか?

この2点を明らかにしておかなければ、本人に適したケアプランが作成できないからです。

そのためには、

■本人がどういう生活をしたいのか?

■家族はどういう生活をしたいのか?

このことを、「短期」と「長期」に分けて事前に決めておく必要があります。

ケアプランの意見は積極的に

ケアプランを作成するのはケアマネージャーです。

ケアマネージャーに、本人と家族に最適なケアプランを作成してもらうためにも、積極的に意見を伝えましょう。

「こんなことまで言う必要ないかな?」

と、思うこともできるだけ、ケアマネージャーには伝えておくのがベストです。

なぜならば、本人のことをよく知っているのは誰よりも一緒に暮らしてきた家族です。

希望が通る、通らないは別として、まずはどのようなサービスを受けたいのかしっかり伝えましょう。

【サービスの希望例】

■食事の世話

■薬の服用の世話

■しびんの洗浄

■デイサービスの送り出し

このように、希望することを書き出しておき、できるだけ詳細にケアマネージャーに伝えます。

利用できる予算に照らし合わせて、ケアマネージャーがプランを考えてくれるので遠慮せずに希望を伝え、積極的に作成に参加しましょう。

任せきりにしない

本人が嫌がらず、快適に介護保険サービスを受けてくれるためにも、家族側が積極的にどのようなケアプランになっているか?関心をもつことが大切です。

ケアマネージャーやホームヘルパーの方々が介護のプロだからといって、任せきりにしては良くありません。

在宅介護サービスでは、訪問してくれるヘルパーさんと介護日誌で情報を交換することになります。

ヘルパーさんが留守中の本人の様子などを記してくれるので、それに応じて、家族だけが知っている本人の性格、クセなど、留守中の介護にも積極的に関心をもちましょう。

それにより、ホームヘルパーも最適な介護サービスが行えるようになります。

ケアマネージャーやホームヘルパーが一番困るのは・・

「希望や情報がなく、何もわからないこと」です。

介護保険サービスを円滑に利用するためには、ケアマネージャー、実際に介護を行ってくれるヘルパーさんたち、デイサービスなどの施設のスタッフ、そして家族との連携プレイによって成り立ちます。

そのためにも、積極的に参加していくようにしましょう。