~管理人、結月志穂が日々思う独り言コラムです~
「他人に迷惑をかけてはいけません」
私たち日本人が小さい頃から、親や周りから教えられてきたこの常識・・
でも、大人になって思う、
しかも、50年も生きてきてやっと今さら思う、
「本当にそうなのかなー」って。
日常的にある常識ってなかなか疑問に思わないから、そもそも深く考えることもなく従ってしまう
でも、本当に今さらだけど思う
「他人に迷惑をかけてはダメ」って違うんじゃないのかなって・・
だって、何もしなくても生きているだけで食べ物を消費したり、ごみを排出したり、すでに十分周りに迷惑をかけているから。
もちろん、この「他人に迷惑をかけてはダメ」という常識があるから、日本人は他人と協調性があって、周りから踏み出さないゆえに、お互い安心感のある関係が築けていることはわかってる。
でも、実はどこかで皆さん、息苦しいなって思ってるんじゃないかな?
だって、「他人に迷惑をかけない生き方」をしていると、それと同時に、「他人に迷惑をかけている人を許せない生き方」にもなってしまう。
私は昔からいつも思うことがあって・・
それは、
どうして日本人は、誰かに声をかけるときに「すみません」って言うんだろうな~って。
しかも、本来ならお礼を言う場面ですら、「すみません」って頭を下げちゃう
うーん・・・これはなぜだろう~
たぶん、相手が何かをしている時に自分が邪魔をしてしまう(してしまった)ことで「迷惑をかけた」と、そう思うところからきているのかな
でも、きっと、「すみません」よりも「ありがとう」って言った方が笑顔になれるのに・・そう思うようになってきた。
頑張って、この日本人特有の「他人に迷惑をかけてはダメ」という常識を少しだけ外してみるとすごく楽になるんじゃないのかな
実際、他人に甘えられる人はずっと楽に生きれると思う
あと、イコールで他人の迷惑も許す必要があるから、寛容にもなれると思う
介護に行き詰まったらもっともっと周りに弱音を吐いて甘えないとやりきれない
言葉に、行動に、していかないと伝わらない
「他人には迷惑をかけてもいい」
やっとわかってきた自分の中での新しい常識。
もちろん、実行していくのはすごく難しいけど・・
だけど、まずは「思うこと」からがスタートだから。