認知症の家族と向き合うあなたのために

「症状別対応法」の記事一覧

(症状10) せん妄

せん妄(せんもう)とは病気の名前ではありません。 せん妄とは基本的に脳の機能異常によって起こる意識障害のことです。 高齢者に限らず、若い人や中高年でも起こることがあり、認知症ではありません。 ですが、高齢者は他の年齢層に […]

(症状9) 暴力・暴言

認知症になると、どうしても不安感が大きくなります。 その不安感が、ときとして暴力や暴言になって表に現れることも。 しかし、たとえ認知症になっても、意味もなく暴力を振るったり、暴言を吐くことはありません。 このような状態を […]

(症状8) 帰宅願望

認知症の記憶障害は新しい記憶から保管していくことができなくなります。 そして、さらに進行していくと記憶がさかのぼっていくことで現在と過去の区別がつかなくなることも。 このような状態になると、よく現れるようになる症状が帰宅 […]

(症状7) 排せつ問題

認知症の記憶障害は、現在、過去、未来の境目が消え、周りの空間認識を失くしてしまうことがあります。 そのため、 「今はいつ?」 「ここはどこ?」 「あなたは誰?」 といった状態になることに。 このようになると、トイレの認識 […]

(症状6) 被害妄想

認知症は記憶障害を軸に、その他さまざまな障害が加わることで周囲のことを正しく認識することが難しくなります。 その中でも、「妄想」というのは現実と想像が混ざってしまい、何が本当なのか境目がなくなってしまう非常に困難な症状で […]

(症状5) 食欲不振

食事をあまりとらない 口を開いてくれない 吐き出す このように食事を摂ってくれないとき、どのようなすすめ方をすれば良いのでしょうか? また、逆に・・ 急いで食べる 食べ過ぎる という過食症状があらわれることもあります。 […]

(症状4) 不眠

不眠はさまざまなことが原因となっておこります。 ところで私たちはなぜ眠くなるのでしょうか? 認知症の不眠の対応法を効果的にするためにも、睡眠と深い関係がある自律神経の働きも確認しておく必要があります。 では、くわしくみて […]

(症状3) お風呂に入りたがらない

ひとりでお風呂に入ることが難しくなってきた場合、介助が必要になります。 しかし、たとえ家族であっても「お風呂はひとりで入るもの」という意識から入浴を拒否されることがあります。 入浴拒否を改善した症例をもとに対応法を考えて […]

(症状2) 徘徊

「徘徊」とは歩き回ることをいいます。 しかし、徘徊を、その言葉のまま、ただ歩き回っている行動と捉えてしまってはいけません。 なぜなら、徘徊をひとくくりにしてしまうと、本人に合わせたベストな対応ができなくなるからです。 で […]

(症状1) 記憶障害による物忘れ

認知症の中核症状として誰にでもみられるのが記憶障害です。 その記憶障害にうまく対応するためにも、まず「記憶のメカニズム」をしっかり理解しておきましょう。 脳のファイルに書き込む 私たちが何年か前に経験したことを思い出すこ […]